現代は物があふれ物質的にはとても恵まれた時代になった思われる。
お金を出せばたいていのものはいつでも手に入る。
私が子供の頃の昭和20年終戦前後は物が不足し配給の時代がしばらく続きました。
現在のようにテレビ、冷蔵庫、洗濯機のような家電製品は勿論ありませんでしたが、しかし、敗戦で皆何とかしなければというう環境でしたのでそれが特別不便と感じませんでした。
私の父は終戦の年、面疔で急死しましたので家は母、姉、兄、弟、私の母子家庭ということになるのでしょうか?
農家で父も祖父母もいませんでしたので自然と兄弟の役割分担と協力体制が出来上がり自立意識も芽生えたようです。
しかし農繁期には親しい人や近所の人に随分と助けられ感謝しました。
あまり話をしない母でしたが、忙しい時は猫の手も借りたいといい私達子供もかなりあてにされているようでしたので子供心に仕事に対する働き甲斐、やりがい喜びも有りました。
82歳で他界した母からは特にこれといった教育、教えは殆どありませんでしたがただ人に嫌われることや人に迷惑をかけないようにとはよく言っていました。
このような子供の頃の体験から小さな力でもお互い協力し励まし助け合えば人に迷惑をかけず楽しい家庭が築けるものと思います。
今、会社経営にかかわっていますが、会社も同じことが言えると思います。
まだまだ厳しい環境が続くと思われますがこれからも社員、幹部、役員と共に誠心成意努力してお客様に支持され喜ばれる仕事を通して<あてにされる幸せ>を創造していきたいと願っています。
ニューホームページ開設にあたり
※2004年5月22日に弊社社長が執筆したコラムを再掲載しております。